ストーマの臭いは抑えることが出来る
誰もがストーマにはなりたくないし、ストーマの患者さんには同情してしまいます。
なってしまったらどんなに落ち込むのだろう、毎日が大変なんだろうなと考えがちです。
が、昔と違ってストーマはアクティブな物へ進化しているといえます。
最近では、はたから見ても健康そのものの人が実はパウチを装着した患者さんだったりします。
昔はそばに寄っただけで臭いを感じたりしたものですが、今は言われなければまったく気づくこともないでしょう。
それほどパウチが進化して漏れにくく、アクティブな動きにも対応しているのです。
体形に合わせたパウチの形は昔にはなかったものです。
お腹が出ている人、へこんでいる人、痩せている人、太っている人等様々な体系に合わせた形や夜間使用できる容量が多いもの等何種類もあります。
凄いことにエアーが溜まった時などにも対処できるもの、パウチだけではなく、パウチの中に排せつ物が滑りやすく落ちていく為の、消臭機能を持ち合わせた潤滑剤などもあります。
また軟便や、水様便に対応した結果、消臭凝固剤というものも開発されています。
それらはいろいろな人の悩みを分析した結果商品化されたものなのでしょう。
温泉や、銭湯を普通に楽しみたいと思えば小さなパウチを装着してその上から肌色のシートを貼り付けて目立たなくすることも可能になりました。
人工肛門は作って終わりというものではないので、その人が普通にそれからの人生を普通の人と変わらない生活が送れるためのものでなければなりません。